『研磨教室』の掲載に際して
この度、当社ホームページに『研磨教室』全5回の掲載を開始いたします。
この連載の主役は、当社の主要生産機種の一つである精密平面研磨機「ラップ盤」です。当社は、昭和20年代に水晶の研磨を目的としたラップ盤の開発に着手し、他社との協業等を経て、昭和29年に日本初のラップ盤の生産を開始しました。その後、半導体シリコンウェーハ、水晶振動子、ガラスハードディスク基板などの精密研磨に無くてはならない装置として、高精度と長寿命を目標に技術開発を続け、今日に至っております。
このシリーズでは、研磨に関する「太古の歴史」から、現代の「超精密研磨技術」までのあれこれを講義形式で展開し、皆様が毎日身近に使用されている物には「優れた研磨の技」が使われていることなどをお話ししようと思います。
「研磨」というものにもっと関心を持っていただきたいこと、更には、すでに研磨業務に携わっておられる方の豆知識としてお役に立つことを願っております。
執筆は、永年「ラップ盤」の開発を担当してきた、当社の元技術部長であり、現・関東職業能力開発大学校講師の杉下寛が担当いたします。
ご期待ください。
浜井産業株式会社 ホームページ委員会