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研削加工の不思議

――ミクロン単位精密機械でナノ単位ワークを生み出す――

研削加工とは

機械グループの研削では、平面研削、円筒研削、内面研削、ネジ研削、歯車研削、大型ベット研削、ロータリ−研削があります。
納品する機械の高精度加工を実現させるためには、組付け加工部品の仕上げリミット寸法幅(公差)を0〜0.003mm(3マイクロメーター)とすることが要求されます。 そのような加工作業の中でもっとも大変な作業が、「円筒研削盤による鏡面研削」「ロ−タリ−研削盤による定盤の形状加工」です。

「円筒研削盤による鏡面研削」とは

円筒研削盤による鏡面研削は、高速回転している砥石を部品に当てて研削するもので、たとえば精密ホブ盤の主軸と親ウォ−ム軸の部品加工に使われています。
鏡面研削をすると、加工面は「鏡」のように映り、摩擦抵抗の軽減による主軸の消耗を少なくし、回転のムラの無い静音高速運転を可能にします。
鏡面の出来具合は、実は砥石を修正するドレッサ−のかけ方で決まり、砥石が切れないと面がくすんだり焦げてしまい、ごまかしの出来ない職人技作業です。

「ロ−タリ−研削盤による定盤の形状加工」とは

精密ラップ定盤の形状加工では、4,000mmテ−ブル超大型ロ−タリ−研削盤による精密加工をはじめ、中型・小型定盤用のロータリー研削盤を用います。
定盤形状はフラット、中高(なかだか)、中低(なかびく)が一般な加工ですが、さらに ナノ単位のワーク仕上がり精度を求められるお客様からのご要望により、定盤の盤幅内で様々な複雑な形状をミクロン単位に加工することもあります。
それには、まず、NCプログラムにより、送り速度、切り込み量などをいろいろ変えながら加工します。しかし、定盤は材質により加工方法が異なりますので、決められたプログラム通りに運転すればOKとはなかなか行きません。
粗(あら)・中加工時は自動切り込みで行い、仕上げ加工は状況を見ながら手動で切り込み、送り速度を操作して定盤を仕上げています。
形状等を考慮し、職人の勘に頼る場合もあります。

熟練技術の伝承

今、機械グループの平均年齢も高くなってきたことから、今年は新人が二人配属され、熟練作業者からの技術の習得・伝承を始めております。若者の取り組み姿勢に頼もしさを感じています。先般も社内技能大会が行われ、大勢の若者が参加しました。
これからも機械グループ内、ベテラン・若者ともども「機械加工のレベル」の維持・向上を図り、「ゆるぎない品質の精密機械」の看板を守っていきたいと思っています。

製造部 機械グループ長 穴原 隆浩

 
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