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工作機械の開発設計

浜井産業に入社以来、40年にわたり設計の仕事に携わってきました
ホブ盤(15A、40A)の搬送装置設計をスタートにホブ盤及びホブ研削盤、フライス盤、縦型及び横型のマシニングセンタ、ラップ及びポリッシ盤、レンズ加工機、特殊仕様の専用機等の設計に関わってきました。

生産機械には概略分類すると標準機、お客様仕様に一部改造又は仕様追加する準標準機、新規開発機があります。近年は特殊仕様の新規開発を手掛けています。
新規に開発設計する場合、要求される仕様に対応するため、持っている知識を基礎に、今までに経験してきたことを盛り込み、経験していない要素も盛り込んで開発設計することになります。機械又は装置を構成する部品は数百点〜数万点になり、どこにどのような要素を採用するかで機械の概要が決まります。 設計は機構、部品要素(材料、歯車、鋳物)部品加工技術(加工方法、熱処理、表面処理)油圧、空圧、電気制御、計測等々を理解していなければ、機構及び機器の選択はできませんが、実際にはすべてに精通することは不可能であり、知らないことのほうがはるかに多いです。
歯車のように、永久不変に近い要素もあり、基本知識は重要です。技術書等の書籍を調べたり、様々な機械、装置を観察したりしながら勉強してきました。
情報(知識)は広く浅く持つことも必要です。採用できそうな要素がわかっていないと採用することすらできません。存在がわかっていれば実際に採用したいときに、詳しく勉強すればよいと思っています。
技術は日々進歩していて、新しい技術も次々とでてくるので浦島太郎状態になることも度々あります。
知らないことは恥ずかしいことではありません。知らないことは人に聞いたりして調べればいいのです。 近年はインターネット等でも簡単に調べられますので、使えそうなものは調べておくようにしています。

いろいろなことに挑戦してきました。
ホブ盤の搬送装置設計では、対象ワークに対して供給方法を考え、組立図作成、部品図作成、使用機器の選定もしますが、制御のリレー回路も設計しました。組立工程では組み立ても手伝いました。お客様への立ち会いもしたし、クレームが出れば出向いて対応しました。
近年は技術的に専門性が強くなり、なかなか手を出しにくいところが増えてきました。
沢山の失敗をしてきました。担当以外の機械でも不具合が発生しているときは、顔をだしました。問題が発生しているところにはしょっちゅう顔をだしていたので、ある人からは『お前はトラブルメーカーだ』と言われたこともあります。
新しいことに挑戦すれば失敗の危険は高くなるのは当然なので、数種類のアイデアを用意して、いろいろな可能性を検討します。その中から自信をもってベターのものを採用すれば、失敗も少なく、失敗した場合でも別のアイデアで次の対応が早くなります。自分はベターだと思って採用しても別の方向から見れば別の評価になり、要求も考え方も日々変化していくので設計にベストはないと思っています。
いずれにしても失敗の経験は記憶に残り、後々の設計に生きてくるノウハウです。失敗を推奨するわけではありませんが失敗が成長させてくれたと思っています。

お客様が要求する機械を提供し、満足して使用していただくことが工作機械製造会社の存在意義であり、お客様に利益を上げていただき、次の機会(機械)をいただくことが会社として生き残る手段であります。
お客様の要求も日々厳しく変化していくなかで、新しいことに挑戦することも多くなるため、日々勉強しなければと思っています。

技術部 赤木 芳幸

 
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